最終更新:2026年7月12日
シナリオ記事のOK例で色分けしていたのが、この4要素です。「プロンプトエンジニアリング」と聞くと専門技術のようですが、実務で必要なのはこれだけ。この1記事で、頼み方の9割はカバーできます。
目次
4点セット:役割・文脈・指示・形式
| 要素 | 何を書くか | 例 |
|---|---|---|
| 役割 | 誰として答えてほしいか | 「あなたは辛抱強い家庭教師です」「営業アシスタントとして」 |
| 文脈 | 状況・背景・データの説明・自分の立場 | 「私はTOEIC600点の学習者」「B列=商品カテゴリ」「相手は初対面の取引先」 |
| 指示 | やってほしいことを、番号つきで | 「①要約 ②影響箇所の抜き出し ③ページ番号つきで」 |
| 形式 | トーン・長さ・出力の形 | 「箇条書き3点で」「200字」「表形式で」「丁寧だが硬すぎず」 |
優先順位:迷ったら「文脈」と「指示」だけでいい
4つ全部そろえる必要はありません。効果が大きい順に文脈 > 指示 > 形式 > 役割。NGプロンプトの共通点は、ほぼ例外なく「指示だけで文脈ゼロ」です。書くときは「この仕事を同僚に引き継ぐなら、何を説明するか」と考えると、自然に文脈が入ります。
「メール書いて」指示だけ=NG→
+状況の説明文脈→
+①②のやることリスト指示の具体化→
+トーンと字数形式
さらに効く追加テクニック3つ
① 例を見せる。「過去のこの報告書と同じ形式で」——見本1つは説明100行に勝ります。② 手順で考えさせる。「まず論点を整理してから、結論を出して」——複雑な依頼ほど段取りを指定。③ 数字で縛る。「3案」「5行以内」「300字」——分量の指定は出力の質を安定させます。
よくある誤解:「丁寧に書けば良い結果が出る」
敬語の丁寧さは結果に関係ありません。効くのは情報の量と具体性。「お手数ですが良い感じにお願いします」より「箇条書き3点で」のほうが100倍伝わります。もうひとつの誤解は「一度で完璧なプロンプトを書かないといけない」。実際は60点の答えに注文をつけて育てるほうが速い——これは最初の10分でやったとおりです。
保存版:穴埋めテンプレート
あなたは◯◯です。(←役割。省略可)
状況:◯◯。(←文脈。これが一番大事)
次のことをしてください:①◯◯ ②◯◯
形式:◯◯で、◯◯字程度。(←トーン・長さ・出力形)
※メモアプリに保存して、使うたびにコピペするのがおすすめです。
※本記事は個人の利用体験に基づく解説です。機能・プランは執筆時点の情報です。最新情報は Anthropic公式ヘルプ をご確認ください。
